使徒が襲来する目的・天使の輪・虹

第1の使徒 ≒ 渚カヲル ≒ アダムス …か?

第2の使徒 リリス第3の使徒

第4の使徒第5の使徒第6の使徒第7の使徒第8の使徒第9の使徒第10の使徒第11の使徒第12の使徒

第13の使徒「最後のシ者:渚カヲル」

リリン(LILIN)とは?

LILIN + ? (人類+α)

綾波レイ/渚カヲル

ヒトでなくなりかけた、アスカ、マリ、シンジ

エヴァの呪縛

L結界密度を無視のアスカ・シンジ・レイ

アダム × ゲンドウ

関連


インフィニティ|サードインパクトの爆心地|リリスの躯|Mark.06|ロンギヌス|第13の使徒

シンエヴァ最新情報 Twitterでフォロー

使徒が襲来する目的とは?

ヱヴァンゲリヲン新劇場版の「使徒」

旧世紀版(新世紀エヴァンゲリオンTVアニメ版/旧劇場版/貞本版)での使徒は、ネルフ地下の第2使徒リリスを目指し第3新東京市に襲来してきました。それは、サードインパクトを起こして人類を滅ぼす為です(使徒たちはアダムと思い込んでリリスへ向かって進んできた)。そして今回のヱヴァンゲリヲン新劇場版では一体どうなのでしょうか?

ということで、旧世紀版と新劇場版それぞれの使徒に関して違いを簡単に解説していきます。

血の色

初めに気づいたのは、旧世紀版と新劇場版では使徒の血の色が違うということ。旧世紀版では❝青❞だった使徒の血の色が新劇場版ではは❝赤❞。ちなみに、旧・新ともにエヴァの血の色は赤です。(旧のエヴァ弐号機だけは青紫っぽい色)

天使の輪

初めて使徒の頭上に『天使の輪』があることに気が付いたのは、新劇場版:序での第4の使徒が飛び上がるシーン。そして、序ラストの新劇場版:破予告編で登場した4体の巨人アダムス(ADAMSと表示)EVANGELION Mark.06です。

ただ、この劇場公開版(EVANGELION:1.0)およびDVD版(EVANGELION:1.01)の本編中では、第5の使徒・第6の使徒にはその天使の輪は確認できなかったので、ただの『演出』にすぎないのかと思っていました。ところが、なんと次に発売されたDVD&BD版(EVANGELION:1.11)では、数多くの追加シーンと共に第5使徒・第6使徒にも天使の輪が書き加えられていました。ということは演出などではなく、使徒に天使の輪が出現することには意味があるものと思われます。

初号機・ヴンダー・第13号機にも天使の輪

天使の輪が出現するパターンはいくつも存在します。

:破
「アダムス」:セカンドインパクトの回想シーンでアダムス4体すべてに天使の輪が確認できます。
「エヴァ初号機」:ラストで、エヴァ初号機が覚醒(疑似シン化第一覚醒形態)した際に頭上に天使の輪が出現。ガフの扉が開きサードインパクトが起きかけましたが、カシウスの槍が飛んできて初号機を貫き中断。同時に天使の輪も消えました。
「EVA Mark.06」:カシウスの槍を投げたのはEVANGELION Mark.06ですが、その頭上にも天使の輪がありました。アダムス・Mark.06に関しては、:序での予告でも流れていました。

:Q
「ヴンダー」:ネーメズィスシリーズ/コード4C(EVANGELION Mark.04)との戦闘でヴンダーが初めて飛び上がった際、底に2重の天使の輪が出現。天使の輪が2重である理由が、ヴンダー主動力源に初号機を使っていることが関係しているのかどうかは不明。
「EVA Mark.09」:第1のアダムスの器であるEVANGELION Mark.09にも、エヴァ改2号機&8号機&ブンダー戦で天使の輪が出現する。この時リツコの口より、「アダムスの器、ヴンダー本来の主」との発言がありますが、ヴンダーの天使の 輪はアダムスに関係している可能性もあります。
「エヴァ第13号機」:エヴァンゲリオン第13号機が覚醒(アスカ曰く、疑似シン化形態を超えている状態)した際、背中から頭上にかけて縦向きに2重の天使の輪が出現。2重の天使の輪ですが、第13号機がダブルエントリーシステムで腕や目も2倍であることを考えると、ヴンダーとはまた意味が違っているものと考えられます。

形象崩壊時の「虹」

はじめはただの演出だと考えていた使徒「形象崩壊」時に現われる『』ですが、天使の輪と同様に:序DVD&BD版(EVANGELION:1.11)にて第6の使徒にも虹が出現するように編集が加えられていたので、これにもなんらかの意味があるものと予想できます。といっても、物語の核心にせまるほどのことではなく、虹の出現=使徒1体消滅したという証というか、人類補完計画への為のフラグを一つ回収したという感じじゃないでしょうか。すべての使徒を消滅させてようやく人類補完計画が実行できると思うので(旧世紀版と設定が変わっていなければ)。

ちなみに、ネーメズィスシリーズ/コード4C(EVANGELION Mark.04)殲滅時にも虹は出現しています。

第1の使徒 = 渚カヲル (≒アダムス?)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序/:破の劇中では全く言及のなかった第1の使徒

当初、新劇場版での第1の使徒はアダムス(ADAMS)という4体の巨人と考えられていました。旧世紀版(新世紀エヴァンゲリオン/旧劇場版)での第1使徒がアダムであり、セカンドインパクト回想シーンの構成から考えても、旧世紀版との多少の相違点(※)はあれど、アダムスが第1の使徒と考えるのが普通でしょう。

※巨人が4体になっていること/セカンドインパクトの規模がかなり大きくなっていること/ロンギヌスの槍2本を含めた槍が計4確認できる/黒い球体のようなものが地表より飛び出している…等

ところが新劇場版:Qの公開により、謎が解決するどころか更に混乱を招くことになります。

その原因は、「まさか第1使徒の僕が13番目の使徒に落とされるとは」という渚カヲルの台詞です。こうなると、アダムスが使徒ではないか、カヲル=アダムスのどちらかということになります。いったい、第1の使徒は誰なのでしょうか?

この謎を解くカギは、実は旧世紀版にあるかもしれません。

旧世紀版での渚カヲルは最後のシ者(最後の使徒)であり、“第1使徒アダムの魂を込められた人工の使徒”と言われていました。

つまり…

・旧世紀版:第17使徒“渚カヲル” ≒ 第1使徒アダム

みたいなものではないでしょうか。となると…

・新劇場版:第13使徒“渚カヲル” ≒ 第1の使徒アダムス

という構図も、自然な感じがします。

旧世紀版24話で登場した渚カヲルは、「そうか、そういうことかリリン…‼」と自身が人間(=リリン)の策略にハメられた旨の発言をしますが、:Qでの台詞「まさか第1使徒の僕が13番目の使徒に落とされるとは」も、なんとなく同じようなニュアンスで捉えることはできないでしょうか?

:Qではマリやリツコによって、“アダムスの器”“アダムスの生き残りが覚醒”など、アダムス関連の重要な発言が見られます。

第2の使徒 リリス(の躯)

「この星の生命の始まりでもあり、終息の要ともなる、第2の使徒・・・リリスよ」

葛城ミサトのこの台詞で判明した第2使徒リリス。

新劇場版と旧世紀版それぞれのリリスを比べると、ある違いに気づくことになります。それは、“仮面”

旧世紀版時のゼーレ仮面(紫色の七つ目)とは違い、第4の使徒と同じ顔の仮面が装着されていました。ゼーレの仮面ではないということは、新劇場版のリリスは完全にネルフの監視下に置かれているということなのでしょうか。

さらに仮面のほかにも、”胸の大きな“傷跡”が新たな設定としてあります。

このリリスの傷について唯一言及されている、okama氏(リリスデザイン)の発言を見てみましょう。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ENTRY FILE 1より、抜粋

「リリスは、科学者たちが『どこにコアがあるんだ?』と調べたあとがあるような傷を加えています。デザインではもっとたくさん傷や縫合跡があったのですが、劇中ではすくなくなっています。」

これはあくまでも傷をデザインする際のイメージの話だと思うので、“傷がある理由=科学者たちが調べたから”とするにはちょっと難しいでしょうけど、実際はどうなんでしょうか。

リリス登場のタイミング

ヤシマ作戦開始寸前になっても、まだ決心をつけれずにいたシンジ。シンジは、エヴァに乗るのが恐い、ミサトやネルフスタッフはいつも安全な場所にいて指示をしているだけで自分らパイロットだけが危険な目にあっていると主張しました。ミサトは、そんな追い詰められてしまっているシンジを、ある場所へと連れていきます。その場所が、第2使徒リリスが磔にされているレベルEEE(トリプルE)でした。

使徒のレベルEEEへの進入を許すとネルフは自動的に自爆するようになっていること、刺し違えてでも未然にサードインパクトを防ぐ覚悟をもって職員が働いていること、けっしてシンジだけが命を懸けて戦っているわけではないことを、ミサトはシンジへ言って聞かせます。

そして、その後にシンジに見せたのが、生命の始まりでもあり終息の要でもある、この第2使徒リリスです。

さて、旧世紀版では、物語のほぼ終盤のほうまでリリスの存在はネルフ職員へ隠されていました(ゲンドウやリツコなど、一部を除く)。しかも、だれもがこのリリスのことを第1使徒アダムと思い込んでいました。ところが、TV版第二拾四話にて渚カヲルが「これは・・・リリス」と発言したことにより、それが実は第2使徒リリスであったことが判明します。

このように、旧世紀版の最後まで明かされていなかったことが、新劇場版では「ヤシマ作戦」時点で明らかにされました。我々のためにかなりわかりやすく設定を変えたのでしょうか。

そしてリリスの仮面についてですが、これは僕らを混乱・深読みさせるための罠と考えています。旧世紀版では「アダムと思わせておいてリリスだった」という設定だったのに対して、新劇場版では「リリスと思わせておいて実はアダム(or新たな存在)なのか」・・・と思わせたりできるわけです。実際に某提示版で、そういう書き込みが多数見受けられました。しかも、序ラストの月面において渚カヲルの目の前に旧世紀版リリスの仮面のようなものをかぶった巨人が横たわっていました。その正体は:破でEVA Mark.6と判明していますが、初見ではほとんどの人が「あれ?巨人が2体・・・どういうことなんだ・・・」となるわけです。

とにかく製作側は、我々にいろいろと深読みなどをさせるようなミスリードを誘っていると思われます。

リリスの躯

:Qでは、セントラルドグマ最深部のサードインパクト爆心地とされる場所でEVANGELION Mark.06と融合しており、共にロンギヌスで貫かれている(1本はMark.06ごと、もう1本はリリス自身)。これがサードインパクトと関係あるかどうかは不明。ただ、碇ゲンドウの目の前に、目から血を流す綾波レイ/碇ユイに似た巨大な顔が横たわっているシーンがある。『旧劇場版/まごころを、君に』でのサードインパクト時には、綾波レイ(リリスの魂を持っている)がリリスに還ることにより巨大な姿になっているが、:Qの14年前のサードインパクト時に同じような現象が起きていた可能性もある。

第3の使徒

封印の解けし永久凍土からの使者

:破で登場した新規の使徒。:破のアバンタイトルにて、真希波・マリ・イラストリアス&エヴァ仮設5号機により殲滅。

「人類の力だけで、使徒を止める事は出来ない。それが永久凍土から発掘された第3の使徒を細かく切り刻んで改めて得た結論です。」

との加持リョウジの言葉から、この使徒は一度細かく切り刻まれていたことが分かります。そして、第3の使徒と呼ばれているところを見ると、発掘自体が第4の使徒よりも前ということになります。

この戦闘後に交わされた加持とゲンドウの会話を聞く限り、第3使徒殲滅と仮設5号機の自爆にはゲンドウの意思が見え隠れしているみたいですが、実際のところはわかりません。さらにこの会話時に、加持がゲンドウに手渡したネブカドネザルの鍵が、この使徒に関係していたのかも不明です。

第3使徒にプラグソケットではさらに詳しく解説しています。

第4の使徒

「使徒に対して、通常兵器では役にたたんよ」

:序で登場。旧世紀版では、第3使徒サキエルとして登場しているお馴染みの使徒です。使徒を象徴する仮面の持ち主ですね。外見など、旧世紀版からの変更点は特にないようですね。

この使徒は、顔の裏にさらに別の顔が隠されています。そして、最近気づいたのですが、もしやその裏の顔のほうが本来の顔なのではないかと思います。表の顔はほかの使徒やリリスにもついており、今までは「サキエルの仮面が使徒のシンボルだったんだなぁ」ぐらいにしか思っていませんでしたが、よくよく考えたらあれは「サキエルがシンボルなのではなく、使徒のシンボルの顔がサキエルにもついていた」と考えるほうが自然ではないかと思います。

最後は、自爆により大爆発を起こし殲滅となりました。

第5の使徒

「あれが使徒っちゅうやつか?・・・気色悪るぅ・・」

第4の使徒と同じく、:序で登場。旧世紀版では第4使徒シャムシエルとして登場のお馴染みの使徒です。第4の使徒とは違ってこの使徒は旧世紀版から若干の変更点があります。旧世紀版ではスラっとした赤いスタイルだったのが今回、体の正面に無数の骨の触手がむき出しになっていて気持ち悪いぐらいに動きます。旧世紀版以上に気色悪くなっていますね。能力的には特に変更点はないようです。最後は、初号機のプログレッシブナイフによりコアを突き刺され形象崩壊しました。

これといって何の面白みもないのがこの使徒の特徴です(ひどい)

第6の使徒

攻守ともに完璧の使徒

第4の使徒・第5の使徒と同じく、:序で登場。旧世紀版では第5使徒として登場したお馴染みの使徒ですが、なんと今回、能力&強さが劇的に変化しています。さすが:序のクライマックスに持ってきただけのことはあります。

主な変更点として、その姿のめまぐるしい変化が印象的です。旧世紀版では形が固定だったため、「攻守の完璧な要塞のような物体」というイメージがありましたが、今回は「生きている物体」というイメージが強いです。加粒子ビームを撃つ時や、攻撃を防御する際に形が変わるようです。強さだけでいったら:破で登場した第10の使徒といい勝負かもしれません。

第7の使徒

デコイ(囮)のコアをもつ、巨大な使徒

:破で登場した新規の使徒。長細い足で海面上を歩行するとその場所が凍ったり、空を見上げなければいけないほど巨大な使徒です。さらにエヴァ2号機の放ったボーガンの矢により簡単に打ち破られたかに見えたそのコアは実はデコイ(囮{おとり})だったりと、インパクトはかなり強い使徒でした。

ただ旧世紀版と同じように簡単に殲滅されてしまったところを見ると、見た目やインパクトがただ強いだけで、役目的には旧世紀版の第6使徒ガギエルと同じ位置づけで、アスカ&2号機のためだけに用意された使徒かなという感想です。

第8の使徒

命中確率99.9999%

:破で登場した使徒。この使徒は自分の中ではかなり感動しましたね。初め、衛星区域で姿を現した際は黒く巨大な丸い物体で、その表面には目のような模様が無数に動きまわっていました。なので、旧世紀版「奇跡の価値は」でサハクィエルを受け止めるという場面を、カタチの違う新規の使徒で表現し直したものと思っていたところ、なんと地上にたどり着く寸前にこの使徒は表面の部分がどんどん皮がむけるように開いていき、最後は旧世紀版の使徒サハクィエルとほぼ同じ姿(色は虹色)に変化するというサプライズ。これには感動しました。

そして、エヴァ初号機による受け止めの際には、この使徒の中から人のような生き物が出てきて、槍で攻撃してくるという旧世紀版よりもかなり内容の濃い「奇跡の価値は」になったと思います。

第9の使徒

破の序章 乗っ取られたエヴァ3号機

:破で登場した、旧世紀版でもお馴染みの侵食型の使徒です。もちろん、侵食先もエヴァ3号機で旧世紀版と変化していません。変化しているのは、侵食箇所が青く光る・変な腕が背中あたりから伸びてる、と言ったところです。あまり大きな変化はないように思えますが、違うところで劇的な変化がありました。それは、エヴァ3号機への搭乗者です。

旧世紀版でエヴァ3号機の搭乗者は鈴原トウジでしたが、なんと新劇場版では式波・アスカ・ラングレーに変更されていました。このあたりは、:破のメインの話になってるので、この変更はかなり重要な点に思えます。「破」のタイトル通り、碇シンジの心はここら辺を境に破壊されていきます。

第10の使徒

最強の拒絶タイプ

:破で登場した使徒。旧世紀版の第14使徒ゼルエルの位置づけの使徒です。顔もゼルエルと一緒のものです。ただし、受け継いでいるのは顔だけではありません。最強の拒絶タイプと呼ばれているように、その強さも旧世紀版から引き継いでいます…というより、旧世紀版以上の強さを誇ると思います。さすが、:破のトリを飾っているだけのことはあります。第6の使徒でさえかなりパワーアップしてるという印象だったのに、この第10の使徒はそれを遥かに超える強さを誇っています。

主な特徴ですが、まずその強靭な防御力。旧世紀版のゼルエルが弱くみえてしまうほどA.T.フィールドが出まくっています。あれを見ていると、もう絶対に何も効かないだろうなと思ってしまうほどです。そして、防御力もさることながら、攻撃力も負けていません。第6の使徒でさえ突破するのに時間のかかったネルフ直上の何層もの装甲を、たった一撃で破壊してしまうほどです。

さて、防御力・攻撃力の強さのほかに、もうひとつ驚いたことが。ティザーポスターの文字の羅列に“捕食”という文字がありましたが、てっきり旧世紀版のように初号機に食べられちゃうことを意味してるんだと思っていました。ところが、なんと使徒が捕食されるのではなく、エヴァ零号機を捕食してしまいました。今回は逆にエヴァを食べてしまうという意表をついた演出。これには驚きました。綾波レイごと捕食しているため、姿が女性の体をあわせたカタチになり、もう旧世紀版ゼルエルとの共通点が顔だけになってしまいました。

第11の使徒

第12の使徒

:Qで登場した使徒で、ケーブル状・胎児・巨大なコア・綾波レイの顔…等、さまざまな形態に変化しました。EVANGELION Mark.06の首が、EVANGELION Mark.09に切り落とされることによって出現しましたが、そもそもMark.06自体が第12の使徒だったのかは定かではありません。:破でのゲンドウ・冬月の会話でMark.06がほかのエヴァと建造方法が違っていることが判明しているほか、覚醒したエヴァ初号機を止めに飛来してきた際、頭上に天使の輪が出現していることから、「Mark.06 = 第12の使徒」という可能性も0ではありません。

最後は小さなコアへと変化し、エヴァ第13号機に噛み砕かれました。この際、第12の使徒自ら食べられにいったような演出に見えるうえ、第13号機がタイミングよく覚醒していることも興味深いです。

第13の使徒「最後のシ者:渚カヲル」

「第1の使徒 ≒ 渚カヲル ≒ アダムス …か?」の項でも書いていますが、第1の使徒である渚カヲルがゲンドウの策略によって第13の使徒におとされ、マリ曰く「ないはずの13番目」としてカウントされています。よって新劇場版でも渚カヲルは、実質的に「最後のシ者」ということになります。

:Qで初めて、リリンという言葉が出てきました。渚カヲルや式波・アスカ・ラングレーがたびたび口にしています。リリンとはそもそも何か?

リリン(LILIN)とは?

旧世紀版で「リリン」と呼ばれていた人類。これは第18使徒(貞本版では第13使徒)としての名前です。

新劇場版ではカヲルやアスカが口にしていた:Qで初めて出てきた用語のように思えますが、実は:序の時点でこの名称自体は登場していたことに気づいていましたか?

それは次回予告『:破』で登場します。

以下がその内容

①各エヴァの名称とそのビジュアル

②「ADAMS」という文字と「4体の光の巨人」のビジュアル

③「LILIN + ?」という文字と「主要キャラクター」

LILIN + ? (人類+α)

旧世紀版で未登場だった仮設5号機やMark.06…、1体のはずだった光の巨人が4体に増加…、それらインパクト大の演出に紛れて、実はさり気なくLILIN+?というキーワードが登場していました。




ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 DVDより

気になるのが“+?”部分。単純に考えると人類+αということになりますが、それは一体どういうことなのか?「LILIN+?」の表示後に次々と主要キャラクター達が映し出されて予告が終わるところを見ると、+αの要素はここにあると考えていいでしょう。

問題は、

①写ったキャラクター全員 = 人類+α

②通常の人類と人類+αが順番に写っている

のどっちなのかというところですが、加持やミサトらは通常の人類と考えると、後者の線が濃厚かと思います。

となると、やはり最後の5人の子供たちが+αをもった人類なのでしょうか?

綾波レイ/渚カヲル

人類+αと聞いて、誰もが真っ先に思い浮かぶのは綾波レイと渚カヲルではないでしょうか。

旧世紀版では…

①カヲル = アダムの魂を持つ第17使徒

②レイ  = リリスの魂を持つ碇ユイ(※)の複製体のひとつ

でしたが、新劇場版では…

①カヲル = 第1の使徒 → 第13の使徒へおとされる

②レイ  = 綾波ユイ(※)の複製体のひとつ

※旧世紀版でのユイの旧姓は碇で、六分儀ゲンドウが婿になった。新劇場版でのユイの旧姓は綾波で、碇ゲンドウの嫁になった。

ヒトでなくなりかけた、アスカ、マリ、シンジ

:破で、やけに“ヒトでなくなる” “ヒトを捨てる”などのワードが目立ちましたが(ほぼすべてリツコのセリフ)、もしかするとこれがLILIN+?と関係している可能性があります。

劇中にてこれらのワードが出てきたのは下記の通り

・アスカ/エヴァ3号機 使徒化

リツコ「引き止めて!このままでは搭乗員がヒトでなくなってしまう!」

エヴァ3号機起動実験で第9の使徒寄生により、プラグ深度を100オーバーし精神汚染濃度が危険域に達してしまった際のリツコの発言。

・マリ/エヴァ2号機 獣化第2形態

マリ「よしっ試してみっか!ヒトを捨てたエヴァの力、見せてもらうわ」

リツコ「エヴァの獣化第2形態、ヒトを捨て、闘争に特化させても勝てない・・・これが私たちの限界なの?」

『裏コード・ザ・ビースト』という掛け声によりエヴァ2号機が人類によって押さえ込まれていた本来の力を発揮できる獣化第2形態という状態になりました。ただしこれは精神汚染されてしまう可能性があり、まさにマリの「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」というセリフ通り危険なものです。

・シンジ/エヴァ初号機 擬似シン化第1覚醒形態

リツコ
「初号機がヒトの域を超えている」
「やめなさい!シンジ君!ヒトに戻れなくなる!」

第10の使徒に取り込まれてしまった綾波レイを『助けたい』という強い思いによりエヴァ初号機は覚醒しましたが、この際プラグ深度は180をオーバーしとてつもなく危険な状態にありました。

このように、アスカ・マリ・シンジの3人はいづれもエヴァ側に深く引き込まれてしまう精神汚染の危険にさらされました。

:破でアスカが隔離された際と:Qでシンジが初号機からサルベージされた際に「結界展開型使徒封印用呪詛柱」がたてられていたことを考えると、LILIN+?としての十分な根拠になるかと思います。

関連:アスカは、使徒との「共存」状態にあるのか?

エヴァの呪縛

エヴァの呪縛L結界密度を無視のアスカ・シンジ・レイ

:Qで、L結界密度が高いと人が近づけないというような設定が明かされていましたが、ラストでそれは起こります。なんと、アスカ・シンジ・レイが平然とその区域を歩いてしまっています。しまいにはアスカの口から「リリンの近づけるところまで行く」という言葉が出てしまいました。

これは、3人ともLILIN+?であることが確定ではないでしょうか。

アダム × ゲンドウ

旧世紀版で碇ゲンドウは、第1使徒アダムを自身の体内に取り込んでしまいます。これは人類補完計画の要として第2使徒リリスとの禁断の融合を果たすためのものでしたが、もし新劇場版でもこの設定が生きているとしたら、これもある意味LILIN+?ではないでしょうか?

ただし、:破で加持リョウジが運んできたものはアダムではなく“ネブカドネザルの鍵”。この鍵は一体どう使われているのか?

あらゆる可能性を考察してきましたが、こうして見ると加持・ミサト・リツコを除くキャラクターすべてがLILIN+?という状況に当てはまる可能性があります。

前のページへ次のページへ 新世紀エヴァンゲリオン 旧劇場版/貞本版 おさらい 始動から10年。「序」「破」「Q」 そして「シン・エヴァ」へ… ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 考察 [EVANGELION:1.0/1.11] ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 考察 [EVANGELION:2.0/2.22] ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 考察 [EVANGELION:3.0/3.33] ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 用語解説まとめ シン・エヴァンゲリオン 最新情報 ついに… 解禁!! 【考察】 シン・エヴァンゲリオン[最新]用語まとめ|2018

シン・エヴァ最新情報をつぶやいています

[EVA-STORE 最新グッズ]

Copyright(c) 2013 Sample Inc. All Rights Reserved. Design by http://f-tpl.com
inserted by FC2 system